〇山行地 谷川・旭原登山口~大源太山
〇山行日 2014年10月18日
〇メンバー L陸川 古川
〇報告者 古川
8月の谷川岳馬蹄型コース縦走時、七ツ小屋山~清水峠辺りから見えた鋭角の岩峰「上越のマッターホルン」こと大源太山がとても印象に残り、今度はあの山に行きたいですね、と陸川さんと話していた。
朝6時上越インター発、放射冷却のせいか魚沼地方は朝霧に覆われフリース1枚では寒いくらいだ。
湯沢インターで降り旭原登山口へは大源太キャンプ場への案内看板を頼りに進む。「大源太」の文字が付いた案内板が多く迷うことはない。キャンプ場手前の林道入口に「大源太登山口」の標識がある。林道を行き止まりまで進み登山口駐車場には8時前に到着した。
2ヶ所で計約20台の駐車スペースは既に8割方埋まっており関東地方のナンバーが目立つ。谷川連峰の人気がうかがえる。
登山道は七つ小屋山、清水峠や蓬峠にも通じ縦走のスタート地点としても利用されているようだった。
歩き始めは大源太川沿いに進み渡渉がある。渡渉があることは事前に確認したはずなのにストックを忘れてきてしまった。1本借りて何とか渡ることができた。
じきに「謙信ゆかりの道」の表示がある分岐点となり左へ進む。
2回目の渡渉を過ぎると長い急登の始まりだった。終わりかけの黄葉のブナ林をジリジリと登りつめるとやがて目指す大源太上部が現れた。
あれれ?マッターホルンって感じではないぞ?西から見るとこんもり丸い山頂部。岩山には違いないが近づいて見ると縦走時に東側から見たイメージと違う。
不思議に思っているうちに稜線に出て谷川連峰の山々が見えてきた。七ツ小屋山山腹の笹原が秋の陽を反射してキラキラと美しい。思ったほどキツイ鎖場もなく山頂に到着。
山頂は360度見晴らしがよく登山者で賑わっていた。谷川岳のギザギザも遠くに見える。夏に周った山々を思い出しながら陸川さん持参のタレで焼肉を美味しくいただいた。
七ツ小屋山方面へ下る登山者も多くみな思い思いのコースを楽しんでいるようだった。
帰りは急登の道を一歩ずつ慎重に降りたが、この道が濡れていたらかなり時間がかかっただろう。
土樽の「岩の湯」でさっと汗を流し、ゆったりとした時間が流れる山里をあとにした。
【コースタイム】
旭原登山口8:00~10:40山頂12:00~旭原登山口14:00